終わりに当たって、社内討論例を取り上げました。表現文型の学習と併せて大切なのは「こんな時どう言えばいいのか」という場面学習かと思います。場面に応じた適切な日本語の使い方を身につけるには、日本社会の文化・習慣・風俗・民族性などに精通する必要も出てきます。特に公式な場での敬語の使い方や決まった言い回しなどは場面を通してしか学習のしようがありません。そのため、本事典の姉妹版として「日本人の心を語る 機能別日本語会話」を編集中ですが、みなさんのお役にたてば幸いです。


♪ 会話 ♪
  ー社内討論例:社内禁煙をめぐって ー
司会 :只今のAさんの意見について、皆さんの意見を。
李  :ええ、大筋賛成なんですが、二、三問題が残っているように思います。ひとつは、Aさんは喫煙室の設置を提案されていますが、仕事時間内に行ってもいいのかどうかということです。二つは、なぜ重役室だけは例外なのかということ、・・・。
司会 :申し訳ありませんが、手短にお願いします。
李  :わかりました。・・・・・・・以上です。
司会 :ほかに意見はありませんか。もしないようでしたら、ここらで二十分ほど休憩を取って、その後、中間集約をしたいと思います。その前に社長の御意見を伺いたいと思いますが。
社長 :まあ、時代の流れと言うか、この国際社会では、もう常識となっているわけで、わが社にあってもだな、え~っ、この際、社内禁煙ということにしようと、重役会で決まった次第だ。
司会 :ありがとうございました。では、ここでしばらく休憩ということに。

(^^)前課の解答(^^)
1) 殴りかから/んばかり/てきた(~てくる→文型181)
2) 言わ/の/された(~から~られる<受身文>)