480 ~をもって/~をもってすれば/~でもって

名詞: ×  +  でもって
          をもって
          をもちまして
          をもってすれば
          をもってしても


♪ 会話 ♪
百恵:全員の協力をもってすれば、恐いものはないなんてかっこうのいいいこと言ったのは、どこの誰だっけ?
李 :徹夜の追い込みをもってしても、間に合わなかったんだから、しかたないだろ。もう一息だったのに。
山田:こんな無理な日程、何をもってよしとしたのか、理解に苦しむよ、本当に。

♯ 解説 ♭
 「~をもって」も「~でもって」の用法のいくつかを分担している複合格助詞で、書面や改まった会話で使われる表現です。以下のように、原因・理由のときは「~をもって」が不自然になることを除けば、「~でもって」に置き換えが可能です。
  拍手で(・でもって/・をもって)二人を迎えましょう。<手段・方法>
  60点で(・でもって/・をもって)合格点とする。   <基準>
  今日で(・でもって/・をもって)会社を辞めます。  <限定>
  戦争で(・でもって/×をもって)多くの人が死んだ。 <原因・理由>
 なお、「~をもって」は手段や方法を表すことが多く、「~を使えば・~を使っても」を意味する「~をもってすれば・~をもってしても」という慣用表現を持っています。

§ 例文 §
1.後日、書面でもって(⇔をもって)連絡いたします。
2.目には目を、歯には歯を。武力には武力でもって(⇔をもって)対抗する。
3.身をもって体験することこそ、何より重要だ。
4.おかげをもちまして、無事卒業を迎えることができました。
5.空手で鳴らした彼をもってしても、かなわなかった相手とあっては、私たちではとても歯が立ちません。

★ 例題 ★
1) 現代医学をもって(すれば/しても)結核やコレラは容易に治せる(ことに/ように)なったが、癌やエイズは未だに現代医学をもって(すれば/しても)治せないでいる。
2) これ( )もちまして、私の挨拶( )(かえて→      )いただきます。

(^^)前課の解答(^^)
1) を目指して/やっと/果たした
2) もの(→文型449)/に/気ぜわし(~げ→文型076)