427 *~も~ば、~も~/~も~なら、~も~

名詞:も + 名詞・ナ形容詞の語幹:なら  + 名詞:も ~
       動詞・イ形容詞   :仮定形
(注:ここから「~も~なければ、~も~ない」の形も生まれる。)


♪ 会話 ♪
良子:今回は大連にも天津にも行けなかったわね。
李 :仕方がないよ。お金もなければ暇もないのが僕たちサラリーマンの実態さ。またいずれ来る機会もあるさ。
小平:僕、北京が大好きだよ。思い切ってこちらの学校に転校しようかなあ。お婆ちゃんちから通えばいいし。
李 :おいおい、それ、本気かい?

♯ 解説 ♭
 この文型は並立・併存を表す文型で、意味上は「~も~し、~も~」(→文型107)と変わりません。ただし、「~も~ば~も~/~もなければ~も~ない」は口語としても書面語としても使われますが、「~も~し、~も~」は専ら口語に使われます。
  頭もよければ、スポーツもできる。=頭もいいし、スポーツもできる。
  金もなければ、暇もない。    =金もないし、暇もない。
 なお、例文3のように「AもAなら、BもB」の形は同じ名詞A、Bを重ねて、「Aもよくないし、Bもよくない。どちらもどっちだ」と非難の気持ちを表す文型も作ります。→例題1)

§ 例文 §
1.人間は長所もあれば短所もあるものだ。
2.あれも嫌ならこれも嫌、一体何がしたいのかはっきりしろ?
3.君も君なら、彼も彼だ。こんな小さなことで、むきになって言い争うことはないじゃないか。
4.僕は金もなければ才能もない平凡な男だけど、君を愛する気持ちだけは誰にも負けない。
5.名前も言わなければ住所も告げず、私を助けてくれた彼は立ち去った。

★ 例題 ★
1) こんな非常識(の/×)極まりないことを、する方も(する/した)方なら、(する/させる)方もさせる方だ。
2) 彼は酒( )(飲む→     )なければ、タバコ( )(吸う→ )堅物だ。

(^^)前課の解答(^^)
1) 謝れば/ものを/から(強調「~から~んだ」)
2) 命じられた(受身文)/すれば(→文型154)/された(受身文)